2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

学歴コンプレックサー。

いわば良い大学に入る人達は、おそらく、頭が柔軟で記憶力に優れなおかつ集中力が高いのだと思われます。そんな人達が世に出ると、そのほとんどがいわゆる"勝ち組"と呼ばれるようになります。 劇作関係をみても、受賞している方々のほとんどが高学歴なわけで…

雨の休日。

久しぶりに何もない一日。家にひきこもって過ごす。朝食をとりながら、『千と千尋の神隠し』の最後の方だけを観る。『思い出せないだけで、忘れてはいないんだよ』と確か銭婆が言った台詞が妙に響く。 雨の中、傘を差し、UTADAの音楽を聴きながら、まるで一…

唐十郎風に。

新宿の誰も足を踏み入れぬ路地裏を少女が駆け抜ける。右手にはナイフ、左手には別冊マーガレットを抱え、疾走するその愛しき少女の行く先はどこか。その少女に一目見られたいと、特権的肉体を駆使し、義手義足を山ほど積んだリヤカーを引きながら、「いらっ…

異変。

上半身を中心にポツポツしたものができはじめてしまった。普段ならほったらかしておくのだけれど、最近は「とりあえず、やってみる、それから考える」の精神の流れを受けて、病院に行ったのでした。そしたら、汗疹の一種だと言われたのですが、僕は汗かきな…

アートかエンターテイメントか。

アート(芸術)とエンターテイメント(芸能)は両立するのでしょうか。 ではでは、もし自分が創作者ならばどちらから作品を?結局、観た人がどう感じたかどうかか重要でしょ。そうだと思うんですけど、最終的にはきっとそこに行き着くと思うんですけど……こう…

涙を流すのです。

永井愛の『こんにちは、母さん』を読みました。「こんにちは、母さん」は舞台で二回観て二回とも号泣しながら大笑いし、大笑いしながら号泣したのでありました。そして、今さらながらこの戯曲を読んでみたのでした。泣きました。涙を流しました。 泣いたとこ…

♪ケセラセララ〜

ある言葉をカタカナで(あえて)書くのは一種のパロディであるって誰かが言っていたのですけれど、パロディという視点からカタカナを見るなら、パロディが笑いを志向しているだけに、そこには軽さが伴う。 ではでは、この軽さとは一体何なのでしょうか? あ…

不安がとりまく。

前々から噂はされていたのだけれども、遂にバイト先がつぶれることになりました。でもって、悩むわけですね。将来の不安です〜、もう20代後半だし…。あ〜。やらねばなるめえ。

居眠りしながら飽和して。

ゴダールの『アルファヴィル』を観た。ゴダールデビューを最近果たし、僕にとっては4本目のゴダール作品。近未来のSFモノなのだけれども、映し出される世界はCGは使われておらず(当たり前か)、かといって安っぽい特殊技術もなく、その当時(1965年…

高円寺。

小学校、中学校からの友人Kが高円寺でライヴをやる報せが昨日届いたので早速行ってみる。高円寺というところは猥雑というより粗野な感じがして古着を着てそうな人がいっぱいいるような印象。彼が書いてくれた手書きの地図を手に向かったもののやっぱり迷い…

初日記。

『ALL ABOUT MY MOTHER』を観た。この監督の作品を観るのは2作品目で、ピナ・バウシュの舞台映像を使用していた『TALK TO HER』が最初。 臓器移植、性転換が珍しいことではなくなった現代社会を背景に物語は展開していく。最愛の息子エステバンが目の前で事…