雨の休日。

久しぶりに何もない一日。家にひきこもって過ごす。朝食をとりながら、『千と千尋の神隠し』の最後の方だけを観る。『思い出せないだけで、忘れてはいないんだよ』と確か銭婆が言った台詞が妙に響く。
雨の中、傘を差し、UTADAの音楽を聴きながら、まるで一人暮らしのようにコンビニへ食べ物を買いに行く。途中、曲に合わせて手だけで踊っているとメールが入る。12月の公演がなくなったとあり、ちょっと浮遊してしまった。サンクスでお弁当とコーヒーを買い、もちろん食う。さて、将来。うーん、将来。グットラック、将来。
でも、何とかなるだろうと、いやいや、何とかしよう。

僕が読む書物のほとんどは六〇年代と何らかの形で接しているのです。でも、六〇年代について僕は何も分かっていないだろうと思う。色々な本を読みながら、いつもペースダウンするのが政治・思想の話で、六〇年代といえば政治の季節と言われるほどそれがメインなわけですよ。マルクスだー、スターリンだー、レーニンだー、毛沢東だー、文化大革命だー、紅衛兵だーって、つまりは共産主義ってものを知らなくてはついていけない。
じゃあ、それを勉強しなさいよ。はい、そうしたいと思います。