遠くまで行くんだ。

アジア現代演劇コラボレーション・プロジェクトという世田谷パブリックシアターの主催の舞台『HOTEL GROUND ASIA』は、参加者する16人の演劇人のほとんどが作・演出家・劇団主宰者であります。今日はその舞台の公演に先がけて開講されたレクチャーに行ってきた。講師はそのプロジェクトに参加している日本の演劇人、川村毅さんと鐘下辰男さん、それと世田パブの松井さん。この舞台は主導者を立てずに舞台を創っているらしく、どんなことをやるかも彼ら16人の間で議論されて決められていったそうです。共同で作・演出、そして、出演もするんだってさ。で、2年前からワークショップを始めていき今回の舞台となったらしいんですけど、興味深かったのは、われわれの演劇の作り方というのはやはり欧米の影響が強く、決定したものを何度も反復して本番というのが基本スタイルだとしているが、そうではなく、毎日毎日変更していき、本番直前までどうなるのか分からないというスタイルも実はあるのだということを知ったという話ですね。だから、もう本番直前なのに構成とかもまだ決まっていないらしく、上演時間が1時間半になるか6時間になるかみたいなことを言ってましたよ。
いやいや、どんな舞台になるのか本当に楽しみでございます。