♪シンギーンインザレイン〜。

haradayu2004-10-30

唐組『眠りオルゴール』を雨の中池袋・鬼子母神神社にて観劇。テント内はかなりの混雑で最近様々な雑誌で取り上げられている気がするけど、そのせいなのか。でもって、作品。毎回どうやって唐十郎が登場するか、そして、どんな感じでフィナーレのテントが開くかということを楽しみにひています。今回、唐十郎さんはいつもと違い地味に登場、それでも拍手が巻き起こってました(もち僕も拍手)。これまでの唐十郎登場で一番衝撃的だったのは、開演する前に突然サイドのテントが開き、花園神社の境内を唐十郎が自転車で駆け抜け、そのまま歌いながらテントに入って来た時ですね。あれは笑いました。今回のフィナーレは地味だったというより、しっとりな感じで。で、物語ですけど、要約とか無理なんで、はい。
唐十郎芝居は登場人物があるエピソードを語る。そこからまたエピソードができて、そこからまたまたエピソードができて……が終わりまで発展的に繰り返されていると思う。エピソードは主にモノに対するエピソード、モノから想像する、子供がよく信じ込むようなモノに対して想像する"自分物語"を登場人物は共有したり、ある登場人物の"自分物語"世界に引き込まれたりする。なので、現実と虚構が何の説明もなしに入り混じるのです。
現実と虚構つながりで『ビックフィシュ』のDVDを親を唆し購入。(昨日の話ですが)僕の記憶ではラストシーンはもっと音楽が盛り上がっていたはずなのだけれど、記憶とは違っていたけど、それなりに感動し。
では、今日の最後は唐十郎演劇を観て、そこから影響を受け、帰りに原チャを運転しながら創った台詞を。
『謎が謎を呼ぶように僕はあなたを呼んでしまったんですっ!』