おんどりゃっ。

台詞にやはり心を動かされる、動かされた。京都の演劇人、鈴江俊郎さん作・演出の舞台、演劇ユニット昼ノ月『顔を見ないと忘れる』を観ました。仙川にできたせんがわ劇場にて。鈴江さんの戯曲(もちろん舞台も)に圧倒的に憧れております。舞台言語としての台詞がほんとにきれいだと毎回見る度に思うのです。そう、それは台詞でなくてはならない言葉なのです。台詞という表現形式のための言葉の数々なのです。作家は根本にある同じテーマを違う形で表現していくって誰かが言っていたけど、鈴江さんのそれは絶望から垣間見えるわずかな希望なのだと感じています。袋小路、同じことを繰り返す、また戻っていく、そんな情けなさが切なく見えてくる。ああ、泣きました。
ところでっ! 7月に受けた校正の試験の結果が来ました。こうして書いているということは、そうです、合格ですっ、パッスザエキザミナーションッです。すぐに仕事ができるわけではありませんが、一安心です。