10月になりましたね。

太宰治の『ヴィヨンの妻』を読んだ。太宰治の文章はすごく好きだ。それは他の作品を読んだ時にも感じたことだけど。度胸と愛嬌のある文章、巧い。うん。この小説の中で使われる"幸福"っていう言葉は、他の人が使う幸福とは違う響きがあって、直接自分の何かをつかまれる。ちょっとした覚醒に似てます。
それにしても、雨が多い。そして、日が短くなった。もっと世界が広がって、他者ってものがつかめますように。