先行と挽回と。

MIKUNI YANAIHARA Project Part1『3年2組』を観たのは土曜日です。出演者がものすごいスピードで喋っていたせいか、台詞の10分の7は聞き取れなかったけど、それは自覚的であると思う。前の演劇作品時のインタビューみたいなもので矢内原さんが「言葉をちゃんと喋ることが最も重要」と言っていたのを読んだことがあるからだ。自覚しているから良いというわけではないけれども、何かへの試みなのだろう、先鋭的な作品と言うべきか。僕なんかは最後の約10分間くらいのダンスシーン(?)があまりにカッコヨカッタので、それだけで満足してもいる。毎回ながら圧倒されちまった。
その後、後輩のMが主宰するSLEEPという劇団の『証』を観る。APEメンバーのMも出演。偉そうだけど、視点が色々あって成長しているのねと思った、本当に偉そうだけど。なので、とても感心したのさ、偉そうだけど。でもね、YANAIHARA Projectの後に観たからなのか、凡庸だと感じてしまった。小劇場にはチープさが漂ってしまう。果てさて、どう克服するか。僕も考える。
でもって、またもや後輩のTぽんが出演する和太鼓演奏集団の打撃団を観る。和太鼓をやったことはありますが、さすがプロ、音とか良過ぎ。何よりも1時間30分叩き続けるタフさに敬服しました。で、太鼓を叩く人を見ているとこれはダンスだと感じたんです。で、せっかくなんで見ながら考えてみたんですけど、これはあくまで見ている側からの視点ですが、ダンス的な瞬間というのは、表現されている身体に見ている身体が共振・共鳴することだということです。よって、チェルフィッチュはやはりダンスだと、そう思います。
表現されたものを好き嫌いで判断すると思考停止になりそうなので、基本は考える。とか書きつつも、昨日の大半は眠って過ごしてしまった……。挽回したいです。
順序めちゃくちゃですいませんが、金曜の夜に久々にM野K太とわれらが入間市夢庵&24時間やってますジャスコで話す。自分の中でモヤモヤしていたものがはっきりした。精進精進。K太作のCDを2枚借りる。その中の『I do』という曲がカッコよく、部屋で一人踊る。
ばんかーい。ばんかーい。中高生のテニスの試合の時、よく叫んでました。ばんかーい。ばんかーい。