メリーなクリスマス。

ロミオとジュリエット

同期でアルバイトを始めたM君(3歳年下)は某名門大学の国文科を卒業していたらしく、ちょっと文学の話を振ってみたらめちゃくちゃだった。彼は大学でサークルにも入らず読書な毎日を過ごしていたらしい。こういう人がさ、文学とかさ……と半泣きしそうになったけど堪えた。スタートが遅いけどどうにも過去は塗りかえれないので、精進するしかないのだ。ま、差はあるけど、それをバネにね、ポヨーン。だもんで、M君にお薦めの本を教えてもらい、即購入してやった。それがどうした。うるせー。君がそんな所でもがいている間に知的星人達は更に上を目指し学問しているんだよ。うるせー。君が難解な書物で苦しんでいるのに、彼らは難解な書物を楽しんでいるんだよ。うるせー。君が・・・。いいかよく聞け!ん?オイラには秘策がある。秘策?そう、それはオイラがドラマティストであることさ。……。
ところで、昨日は蜷川幸雄演出、藤原竜也主演の『ロミオとジュリエット』を観劇。藤原竜也は格好良かった、いや本当に。でも、感心したのはマキューショーを演じた高橋洋さん(蜷川の秘蔵っ子?)で、翻訳劇の(僕にとっては)理想形だった。ただ衣裳最悪。サングラスいらないから。全体的には急いだ感ありで、ささっと目の前を通り過ぎていってしまった。節目がないというか、人物に重みがないというか。うーん。それでもシェイクスピアは偉大だと感じました。