アメリのワルツを聴きながら、コーヒーを啜る朝は土曜日。

haradayu2004-12-04

昨日は予想通り終電まで校正作業に追われ、初めてパソコンの画面を見ながら吐きそうになった。僕は今視力が0.1ですが、もっと悪くなりそうで嫌です。ブルーベリーを食べなくちゃ。
デビアンクルー『関係者デラックス』を観ダンス。やっぱりイデ振りは面白い。身体が無意識に反応する。そういう瞬間は僕にとってプレゼンスな瞬間なのだ(という風に考えようとし始めました)。井手茂太の構成というか発想の根元もしくは表現の発射地点がまるで僕なんかとは違うことを感じ、どうなってるだこりゃとこの言葉を心の中で何度も反芻せずにはいられなかった。そして、僕の夢はイデビアンクルーで踊ることになりました。(あくまでロマンティックな夢ですよ〜)
昨日、帰りの終電で座れずに吊革につかまりぐったりしていると、目の前に矢田ハルが座っていることに気づき体が凍った。幸運なことに矢田ハルは眠っていたのだが、車内混雑のため逃れようにも逃れられず、しかも、混雑のため車内は異様に暑く僕は顔中に汗を吹き出させていたのだ。もし矢田ハルが目覚め僕の姿を認めたら、「ハラダイナ汗すごいなお前ちゃんと水分取れよ渇いて干からびるぞまあ俺はお前の汗ほどに涙を流すけどな成分はほとんど同じなのに俺の方がウツクシイ」と周囲のことなど気にせず大きな声でしかも早口に言うにきまっていた。それは嫌なので、僕は途中の石神井公園で一度降り、他の車両に乗り換えた。そしてその後駅に着くまでどうやって矢田ハルをかわして(同じ駅だから)自宅に帰ろうかとずっと思案していたが、効果的な作戦も浮かばないまま駅に到着してしまった。他の降車する人々にまぎれながら電車を降り、矢田ハルの姿を窺っていたのが、矢田ハルの姿はなく、もしやと車内に目を向けると矢田ハルはまだ眠ったままだった。そのまま眠り続けることを願い横目で矢田ハルを窺いつつやや急ぎ足で改札に向かった。しかし、不意に矢田ハルは立ち上がると、出口に向かって走り出した。だが、ドアは矢田ハルの目の前で閉まり矢田ハルはドアに激突し1、2歩後退すると、矢田ハルはがっくりとうな垂れた。それを見、安心した僕はドアを叩き、矢田ハルに優雅に手を振った。僕に気づいた矢田ハルは憎悪に満ちた表情で僕に向かって何か叫んでいたが僕は無視し改札へとゆっくり歩いていった。3秒後、背後から「おのれ外道ー!」と聞こえたが振り返りもせず、もう折り返しの電車がないのを思うとほくそ笑まずにはいられなかった。