焼肉龍。

多様性って視点でいくと、原理主義もその多様性のひとつとして並列化する。
『焼肉ドラゴン』の物語構成はスタンダードで、お話は分かりやすい。新国立劇場で行われていることを考えると容易に保守だと位置づけられる。
保守も多様性のひとつと考えてみる。多様性に取りこまれていくと、保守は反動の対象になり得ない。アンチアンチで新しい文化、芸術は起こってきましたが、きっと今は差異差異で生まれてきている。その差異差異は多様性の中だからこそであって、差異を発見するしかなかったのだと思う。
こんな話は言われまくったことだというのは知ってますけど。
別になにか主張があるわけでもないのです。ただ多様性にこだわる(あらためて多様性の視点で捉えてみる)思考方法中。
『焼肉ドラゴン』は2年位前にNHKの芸術劇場で観て、号泣したので、今回の再演は是非と観に行きました。で、やっぱり泣きそうになるんだけど堪えました。
僕はスタンダードなお芝居好きですー。出演者はみなさん素敵でした。物語も素晴らしい。グッとくるよそりゃ。