どすこいどすこい。

さてさて稽古は仕切り直しであります。ダメだなぁと思っていた箇所はやっぱり修正。その通り。それにしても女の人って男より俄然感覚的なんだなと実感させてもらった。創作とかそういう作業の時、僕は直線的な時間が根本にあるんだと思う。でも反復したり交錯したり飛翔したりする時間が根本にある人がいる。そういう人に出会うと新感覚というか未知の可能性を感じて多少の羨ましさを持ちつつワクワクしてしまう。主観的な時間の社会的な時間への浸出。こう書くと思い出すのは唐十郎さんの作劇術で、主観的な時間が更なる主観的時間を生み出していき、そしてそれは"儀式"に発展する。"儀式"とはいわば子供がよくやる無根拠な願掛けの類でありますが、それが圧倒的な感情に支えられているので僕らは俳優さんの身体にドラマを垣間見る。主観的時間にもその本人にしか分からない直線的な時間が流れているのでしょう。