筋肉痛と寒さと。

『生きる』を見た。何かをやり遂げるドラマの大抵は欧米的な観衆または民衆に賞賛されてのエンディングなのですけども、この作品はあくまで現実に根ざしているように思えた。死が迫った渡辺課長の「つまり、その……」と何度も言葉につまり、異様なほど心情を語るあの乞う表情に歯がゆさを感じつつ共感した。
個体であることの絶望。内面の可能性。内面の宇宙を追い求めていくとやっぱり個体が表現されてくる。内面だけでとどまっていることはやはり虚しいように思える。個体という実体に触れたい接したい。うーん、単純なことをわけのわからない感じで書いてしまった。内面の宇宙は今の僕の流行です。誰かしらの影響です。
「やる気になれば……」