速度が問題なのだ。

よく分からなくなった時はこの言葉を口にする。抱えている悩みとはまるで関係ないけど、とりあえず言ってみる。「速度が問題なのだ」そして「どのくらいのはやさで生きるか?」と付け加える。鈴木いづみのこの言い切りはなんとも気持ちがいい。
一期一会、なんてことを考える。生活している人の大半は限られている人達と過ごしているんだと思う。僕もしかり。会わなくなる人はどんどん会わなくなっていきますよね。特に寂しさは感じないけれど、確実に死へと向かっているんだなと思うのです、なぜかね。死というより老いなのかもしれない。
不意に、突然に、いきなり、なんの予告も準備もなく、死んでいく人はどんな人なんだろう。最近はずっとそんなことが気になっているわけです。