脱ぐ、剥ぐ、で、すっからぴん。

今週は観劇ラッシュなわけで、今日は野田地図『ロープ』。
過去の戦争から何を見つめるか、そして、見つめてこなかったか。
舞台を観ながら、それなりにベンキョーした関東大震災における朝鮮人・中国人虐殺のことを思った。震災のことについて書かれたどんな本でも読めば分かりますが、震災の混乱に乗じて内地に住む朝鮮人が日本人に対して反乱を起こしたというデマが流れ、日本人の民衆が朝鮮人を虐殺したという事件。月曜日に観た青年団の舞台でも触れられていました。
何を見て、何を見つめてこなかったか。何を見させられ、何を見させられなかったか。
歴史は僕らにだってあるんだと思う。負の歴史。
太宰治津軽』のラストシーンといっていいだろう、幼き頃の女中・たけとの再会は心に深く深く染みた、染み渡った。感涙。
少しでも話を聞いてくれる人がいることはいいもんだと思いました。
明日、明後日と白石蔵王でのワークショップに行ってきます。