たまにはポジティブシンキングで。

いよいよ右記の公演の稽古が明日から始まりますっ。本当もうこれ以上ないっていうくらい全身全霊で取り組む所存です。ワクワクドキドキ。
「ごん狐」の作者で有名な新美南吉さんが29歳で亡くなっていたことを本屋さんでの知り、思わず口を手でおさえてしまった。もっと年配の人だとずっと思っていたから。

「母ちゃん、こんな寒い夜は、森の子狐は寒い寒いってないてるでしょうね。」
すると母さんの声が、
「森の子狐もお母さんの狐のおうたをきいて、洞穴の中でねむろうとしているでしょうね。さあ坊やも早くねんねしなさい。森の子狐と坊やとどっちが早くねんねするか、きっと坊やの方が早くねんねしますよ。」
それをきくと子狐は急にお母さんが恋しくなって、お母さん狐の待っている方へとんでいきました。
(『手袋を買いに』より)

この暖かさと懐かしさはなんだろう。