これ事実。

それは朝の出来事、午前8時頃でした。今日はバイトをオフにしまして、書くべし書くべしとパソコンにむかっていました。と突然、父親が僕の部屋に入ってきて、たった今、車で仕事場へ向かった母親から電話があり、家近くにあるジャスコの裏の通りで事故を起こし、車が横転してしまったらしいので見てきてくれと僕に言うのでした。車で横転した人が電話をかけられるかいと父親に言い、それでも一応様子をうかがうためにベランダに出てジャスコの方を見てみました。すると、遠くの方で何かが道を塞いでいるようないないような、はっきり確認できなかったのですが、何かがあるようでした。もう少し粘って見ていると、そこへ救急車がピーポーと入ってきました。ああ、こりゃまさかと僕は急いで上着を着、ヘルメットをかぶって外へ出て、原チャに乗って現場へ向かいました。通りへ出ると、他の車がそこを迂回しているのが分かり、やはり何かが道を塞いでいました。
それでまあ、ビビッていたのでそれほどスピードを出さずに近づいていったわけです。そして、現場へ到着すると、見事に横転してました。家の車が。ひっくり返ってました。映画のカーアクションのように。サイドの窓ガラス、ミラーは粉々に砕けていました。母親はもう救急車に乗せられていたようで容態は分かりませんでした。警察の方がすでに到着されていたので、事故を起こした者の息子だということを話すと、母親の名前、生年月日などを聞かれ、救急車がH病院に向かうからそこへ行ってくれと言われました。母親は意識ははっきりしているとのことでした。父親も現場へ到着し、警察の方と車のレッカー移動について話してました。消防車まで来ましたね、2台も。ガソリンが漏れて爆発するかもしれないということで。パトカー2台、救急車1台、消防車2台です。
そして、原チャを飛ばしH病院へ行きまして、母親は血とか噴き出しているのかと想像しながら救急センターを訪ねると、すぐに通され、廊下のソファで母親と対面、まったく元気でした。目に見える外傷はなく、その後レントゲンをとっても、整形外科にいっても、特に異常はみられず、多少の打ち身程度で済んだようでした。事故での被害者もいなかったので警察に行くこともなかったみたいです。
母親の話によると、その通りは学校が近くにあり、スピードを出させないためにわざと道をS字にしているんですが、対向車をよけたところ、ポールに乗り上げそのまま横転してしまったということです。それで、母親がひっくり返った車から這い上がってくると、周りにはもうたくさんの人だかりで、すぐに救急車を呼んでくれた人とかものすごい形相で見ている人とかいたらしいです。救急車にのって診察されている時に、風邪で声がかれてしまっていたせいで、救急車の方に肺を潰しているのかもしれないと言われたそうです。仕事場にも風邪で休むと思われたらしいです。
うーん、書くべし書くべし。