賀正。

あけましておめでとうございます。
2005年を振り返ったりします。テニスに例えるなら、練習してやっとよくなったファーストサーブがあれよとリターンエースをくらった感じです。出演者としても戯曲を書いたことでもそんな感じです。僕がやった全ての表現は枠の中だけと気づかされました。だもんで、今年はそれを打破するのが目標、闇雲にやらないできちんと考えながらやっていこうと思っています。
ちなみに、2005年のハラダイナが観た舞台ベスト5はこんな感じです(順不同)

  • ポツドール『愛の渦』
  • シャウビューネ劇場『ノラ』
  • フォルクスビューネ劇場『終着駅アメリカ』
  • Noism05『Triple Bill』
  • 新国立劇場『母・肝っ玉とその子供たち』

飛び抜けてというのはなかったし、強引に選んでしまったものもあります(まるで自分が最終候補に残ったあれのようだ)。『愛の渦』は思っていることを全て当てられてしまった感じでした、容赦ないリアル。『ノラ』は新感覚なエンターテイメント舞台(ある本では映画的と評されていた)で飽きなかったし、僕にはカッコヨク思えた。『終着駅アメリカ』は刺激に溢れた素晴らしい舞台だった。『Triple Bill』は黒田さんの振付は凄まじかったけども、近藤さん振付を全てのダンサーが体現できているとは思えなかった。『母・肝っ玉とその子供たち』はブレヒトに興味を持たせてくれるきっかけとなったので、はい。
観る側は気楽だ。それでいいのだ。
もうスタートしなくちゃね、ワンワン。