脚に魂こめましたbyカズ

バッコ舞踊団のRがダンサーとして出ているというので、行かねばなるまいと観劇したのが、新宿コマ劇場で興行されている北島三郎ことサブちゃんの舞台。前半は江戸の火消し職人の人情話、後半はサブちゃんの歌謡ショー、休憩含めの約4時間。1000人ほどいたお客さんの中で20代はおそらく僕だけだったでしょう。というくらい、やっぱり高齢のお客さんがほとんど、でも、満員。凄すぎますよ、一ヶ月毎日あるのにほぼ満員らしい。で、期待はまったくせずに観劇したんですけど、案の定、前半の芝居はほとんど寝ていました。しかしですよ、後半のサブちゃんの歌謡ショーは、はっきりいって楽しんでしまいました。演歌なんて真面目に聴いたことなどないのに聴き入ってしまい、加えてサブちゃんの歌の合間の一言一言がなぜか胸に染み、すると突然、等身大の一本釣り漁船が舞台下から浮上、背後には海の映像が流れ、荒波を渡るように揺れ廻る船の先で歌うサブちゃんに圧倒され、フィナーレはラスベガスさながらに電飾で囲まれた舞台にキンピカ竜を上にのせた超巨大カブトが登場して、サブちゃんはもちろんキンピカ竜(少し首が伸びて客席に近づく)に乗って最後の歌をものすごいオーラで歌い終えたのでした。70歳近いのにあのパワーは超人の領域。ぜひご観覧を。
うぉー。